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税務・会計
経営者の認知症リスク
- 2023年08月28日
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高齢化問題が取り上げられる機会が増え、それに伴い認知症による会社経営や相続対策・事業承継対策に与える影響が認識され始めています。今回は、経営者の認知症リスクを見ていきたいと思います。
【1.会社経営上のリスク】
・ 株主総会決議ができなくなる
・ 銀行窓口での事務手続きが困難になる
・ 融資の申し込みができなくなる
・ 新規取引、契約の更新が難しくなる
・ 噂が広まると既存の取引先との取引が停止になる可能性がある
上記のうちどれか一つでも発生してしまうと、会社が立ち行かなくなってしまう恐れがあります。
【2.相続対策・事業承継上のリスク】
・ 遺言の作成、書き直しができなくなる
・ 贈与ができなくなる
・ 不動産の売却ができなくなる
・ 生命保険契約が結べなくなる
・ 信託契約を新たに締結できなくなる
・ 養子縁組ができなくなる
これらのことは相続税額に影響を与えるだけでなく、争いのある相続に発展する恐れもでてきます。上記のようなリスクをできるだけ軽減するためにも、事前に、税金のことは税理士に、契約行為などのことは弁護士に、健康のことは医師に相談し、万が一に備える体制を整える必要があります。