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労務・給与
メンタルヘルス不調により1か月以上休業した従業員がいた事業所割合10.6%
- 2023年09月22日
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厚生労働省から「令和4年労働安全衛生調査(実態調査)」の結果が公表されました。この調査は、労働災害防止計画の重点施策を策定するための基礎資料とし、労働安全衛生行政運営の推進に資することを目的として調査を行っています。今回の調査項目は、事業所が行っている労働安全衛生管理、労働災害防止活動及びそこで働く労働者の仕事や職業生活における不安やストレス、受動喫煙等の実態となっていますが、ここでは、メンタルヘルスに関する事項を取り上げます。
(1)メンタルヘルス不調による休業者等
過去1年間にメンタルヘルス不調により、連続1か月以上休業した労働者がいた事業所の割合は10.6%(令和3年調査8.8%)、退職した労働者がいた事業所割合は5.9%(同4.1%)でした。
(2)メンタルヘルス対策への取組状況
メンタルヘルス対策に取り組んでいる事業所の割合は63.4%(令和3年調査59.2%)となっており、事業所規模別にみてみると、労働者数50人以上では91.1%(同94.4%)、労働者数30~49人では73.1%(同70.7%)、労働者数10~29人では55.7%(同49.6%)でした。
現状として、メンタルヘルス不調による休業者が増えていることから、企業としても引き続き対策が求められます。