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事業再構築補助金　第11回公募の採択結果について

2024年06月21日

  現在、第12回公募中の事業再構築補助金ですが、前回第11回公募の結果が公開されていますので、ここで改めて採択状況などを振り返ってみます。
●応募件数、採択率
  応募件数は9,207件、うち採択数が2,437件でした。（採択率：26.4％）
第1回の採択率が36.0％、その後30～40％台で推移をしてきましたが、第11回は過去最低の採択率となりました。
●業種別採択率
  採択率を業種別に見てみると、最上位は製造業で30.9％、2位は卸・小売業で15.1％、3位が建設業で13.1％と続きます。これら以外の業種は10%以下にとどまり、設備投資の多い製造業の採択率が突出していることが見て取れます。
●都道府県別応募状況
  都道府県別の応募件数と中小企業者に占める応募の割合では、東京、大阪、兵庫の順に応募が多い結果となりました。とはいえ、すべての都道府県で応募割合が0.5％を下回っており、申請の敷居が高いことに加えて、そもそも補助金としての認知度が低いことなどが要因と考えられます。
 
  「ポストコロナ・ウィズコロナ時代の経済社会の変化に対応するために中小企業等の事業再構築を支援する」という目的のもと2021年に創設された当補助金ですが、社会におけるコロナ感染症の位置付けが変わった今、補助金としての役割も見直されつつあります。いつまで予算が確保されるか未知数ですので、申請を検討されている方はお早めに着手することをお勧めいたします。